2011年06月30日

泥リア

今日で一年の半分が過ぎるんですね。
早過ぎ…
でもアレからまだ
4ヶ月足らずというのが不思議過ぎ。

アレというのはもちろん、アレであります。
あの日を境にいろんなことが露呈して
いろんな希望と絶望が入り混じり
悩んで考えて署名したりツイッターしたりデモで歩いたり
そして未だにすべては現在進行形です。

アートやパフォーマンスの世界に関わる人々も
公演を自粛したり逆に敢行したり。
今月も6本ほどの公演に行きましたが
今回の震災にわりと真っ向から挑んだお芝居を1本観ました。
テーマが結構重くてなかなか感想を文字にできず
今までアップできなかったのですが
記憶が新しいうちにやはり感想を書いておきます。

初見でしたが「風煉ダンス」の公演、「泥リア」を観ました。
http://www.furen-dance.com/doroliar.html

シェイクスピアの「リア王」が下敷きにはなっているものの
オソラク震災後に急遽脚本を一部書き替えたのでしょう、
FUKUSHIMAを連想させる設定が随所に盛り込まれていました。

今や痴呆ぎみの主人公は昔は電力会社に勤めていた?
美しい自然の残る過疎の町に40年前、
「それ」は希望の光として迎えられた?
あるいは40年後の風景をさらに未来から見ているのか。
時制が入り組むような錯覚。
空間の使い方が縦横無尽で芝居の世界が
現実の世界に浸透してくるような臨場感。

福島とは言わないまでも、少々ガチすぎる表現があったり
謎めいた「名前のない少女」の正体もわりと容易に判ってしまうのですが
疾走感の溢れる展開に引き込まれました。
演劇の持つパワーは紛れもなく
人間の生きる力そのものから発していることを
あらためて感じた、そんな舞台でした。
ラストシーンの美しさはココロに沁みましたね。
音響も美術も装置も凝っていて素敵だった思います。

作者の林さんとは、
実はツイッターを通じて知り合いました。
HPで公演の詳細を確認したら
昨年末の「メゾン・ド・フジ」の舞台でご一緒した
役者の美佐穂ちゃんが出演していたこともあり
DMで連絡を取ってワクワクしながらせんがわ劇場へ。
初めてお会いしたリアルの林さん、とても笑顔の温かな方でした。
風煉ダンス、今後も機会があれば観に行きたいと思います。

ツイッターといえば…
どこかで見かけた確かこんなつぶやき。
うろ覚えなんですが。

『福島の人が「東京の人達のために電気を作っている」って
 誇りにしてたって聞いた…切ない。』


福島原発がとにかく一刻も早く収束することを祈るばかり。
posted by masako at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 見てきました。
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