2018年03月07日

無明ノ宿

先程チラッと日経の夕刊を見たら
文化欄の「自由席」に見覚えのある写真が。
庭劇団ペニノの「地獄谷温泉 無明ノ宿」のワンシーンでした。
これは辻さんが映っているから初演の時かな?
私は森下スタジオでのプレビュー公演を見て唖然とし、
母を誘って本公演をあらためて見に行って母が驚愕し、
さらに友人を誘って昨年の横浜公演も見に行きました。

この作品は、まず美術が凄まじい迫力で驚きます。
緻密でリアル、作り込まれた日常感が半端なかった。
一日の時間の移り変わりを感じさせる繊細な照明、
不思議なお話に奇妙なリアリティをもたらす演出、
物語を体現する役者さんたちのレベルも非常に高い。

ちなみに上演台本は
第60回岸田國士戯曲賞を受賞されています。
作者であり演出家のタニノクロウさんは
精神科医の免許を持つ異色のキャリア。
「無明ノ宿」を見て私は
「タニノさんは変態か天才」だと思ったのですが
岸田國士戯曲賞の受賞式スピーチでも
似たようなことを言ってらした方がたくさんいたので
どうやらこれは一般的な見解のよう(?)です。

興味のある方はぜひぜひ舞台をご覧になってみて下さい。
現在、6月の新作に向けて準備中だそうです。

庭劇団ペニノのウェブサイト
http://niwagekidan.org/
posted by masako at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 見てきました。
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