7月31日(日)は東京都知事選の投票日。
昨日の夕方、地元の駅前で
小池百合子候補が演説するというので
聞きに行ってみました。
ちょうど帰宅時で足を止める人も多かったのですが
終始拍手喝采だった熱心な支持者の方々と比較すると
やや遠巻きに眺めている感もあり、
浮動票がどう動くかはまだ分からないところ。
ところで、小池氏の公約の中で
「ペット殺処分ゼロを実現」という項目がありました。
これ、もし実現できたら凄いことだと思います。
ただ、単純に数字上の話ではなくて
人々の意識が変わることが必要なのですが。
ヒトの少子高齢化と呼応するかのように
ペットたちの高齢化もじわじわと進んでいます。
キャットフードも、昔は「7歳以上」や
せいぜい「10歳以上」でシニア層は一括されていたのに
今では「13歳以上」だの「15歳が近づく頃から」だの
ついには「18歳以上」のフードまで登場しました。
商品化されるということは
市場として成立しているという証拠なので
それだけ長生きしている子達がいて、ニーズがあるということ。
でも、ペット達も老いてしまうと若かった頃とは事情が違ってきます。
痴呆が始まって粗相もするようになって、医療費もかさむようになる。
もしかしたら、可愛いと思えなくなってしまうかもしれない。
それにペット達は必ず飼い主より先に死んでしまう。
私も、ずっと猫が傍にいる人生だったので
いつかは猫が死んでしまうと思っただけで
昔は息が止まるような恐怖感がありました。
ベガを看取ってまだ1ヶ月あまりなので
ある意味、まだ渦中にいるのですが
それでも「エア猫」との生活に自分なりになじんできたし
いつかまたリアル猫と暮らす自分の姿をぼんやりと感じてもいます。
猫だけど、私にとってベガは「家族」だった。
「猫と暮らす」という人生は、最期まで看取って
死のつらさを引き受けることも全部込みなのですね。
そして、辛さに負けずに先に進むということさえも。
正直なところ、今しばらくは動物と暮らすことは
チョット遠慮しておきたいな…という心境です。
看取るって、命って、それだけ重いものだから。
もちろん人によっていろいろな事情があるだろうけれど
終生飼育ができないならば基本的には動物を飼うのはやめた方がいいです。
必ず看取ってあげる覚悟ができないならば、
ロボットやバーチャルペットを可愛がる方がよほどマシだと感じてしまう。
だからこそ『ペット殺処分ゼロを実現』というのは
凄い意識改革の可能性を孕んでいる。
犬や猫ごとき、と思われるかもしれません。
でも「犬」や「猫」は記号的存在で、何かの象徴なのだとしたら。
それにしても今回の都知事選、21人も立候補しているのに
メディアが取り上げているのは小池氏を含む3候補だけですよね。
マック赤坂候補はこの現状を不公平だ!と明言されている様子。
YouTubeで見ただけですが、マック氏いわく、自分が立候補するのは
声を上げることすらできない弱者救済のためなのだそうです。
マックさんの演説は具体的な数字を出して政策を訴えていて
結構分かりやすかったです。
でも、現実の政治手腕はワカラナイなぁー。
都知事選投開票日まであと5日。
2016年07月26日
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