今日は父の命日でした。もう19年も経つんだ…早い早い。
五日市のお墓参りは1日がかりになるので9月の祝日に予定。
当日はあきる野教会で御ミサを挙げて
地元の料理屋さん「黒茶屋」でお清め食事会の予定です。
なんとなくこのスケジュールも年中行事になってきたなぁー。
父が亡くなってからしばらくはまだ受験生だったことと(税理士試験は8月初旬なので)
あまりにこの時期暑すぎるため少し季節をずらしたのが理由だったのですが…
19年前、私たち家族は父を在宅で看取りました。
よくよく考えると理想的な亡くなり方だったのかもしれないです。
最後の父の主治医は、川越厚(こう)先生でした。
川越先生はご自身でもがん闘病のご経験があり
在宅ホスピスケアの実践にずっと取り組まれています。
http://www.pallium.co.jp/index.html
川越先生との出会いも不思議な偶然だったんですよね。
父にまつわるさまざまなご縁は今でも繋がりが続いているものもあり。
そんなことをふと思う、今年の7月20日でした。
2013年07月20日
2013年07月19日
西東京市のヴィーガンレストラン
西東京市、最寄り駅は西武池袋線の保谷駅ですが…
一軒家の居心地の良さを活かした素敵なヴィーガンレストランに行ってまいりました。
実は8月1日の正式オープン目指して現在はプレ営業中。
7月中はランチのみの完全予約制ですが、行ってみる価値アリ!です。
いただき繕東京
東京都練馬区南大泉5−37−7
(西武池袋線保谷駅北口徒歩3分)
電話 03-3925-5692
日替わりランチセット 1,000円(要予約)
「いただき繕」は2009年にロンドン店がまずオープン、
その後にスコットランド・オーバン店、
そして昨年12月には札幌店がオープンし
満を持して東京店がいよいよオープンだそうです。
保谷駅の北口階段を降りたらそのまま大泉学園駅方面に向かって線路沿いに歩き、
GEOの角を左折、右手にセブンイレブンが見えたらちょこっと左折。
普通の住宅地なので入口で少し迷うかもしれません。
目印などは今後改善していきたいとのことでした。
先日いただいたメニューはこんな感じでした。
☆ハブ茶(決明子=ケツメイシ)
オリエンタルコーヒーと呼ばれているそうです。
☆黒ごまのおかゆ

☆元精飯(かんせいはん)
無農薬のヨーロッパ産の穀物と豆、
天然のスコットランド産の海藻入りご飯

ピーナッツの佃煮
海藻の醤油煮
ワイルドガーリックの醤油漬け
おから
蒸し野菜(ジャガイモ、モロッコいんげん、ニンジン)

野菜と海藻のてんぷら

寒天デザート

お店はオーナーさんのご自宅を改装して活用されているので
お友達のおうちに招かれたようなアットホームな雰囲気でした。
フロアには、フツーに靴を脱いで上がります。
“心と身体を繕う”というコンセプトから
ヨガやヒーリングのセミナーなどの企画も実施していきたいそうで
様々な発信の場に育っていくかもしれない雰囲気です。
レストラン営業と並行してお弁当の宅配計画も進めているとのこと。
プレオープン中はランチのみの予約営業ではありますが、
興味のある方、ゼヒ問い合わせしてみては。
もちろん正式オープン後も楽しみです!
一軒家の居心地の良さを活かした素敵なヴィーガンレストランに行ってまいりました。
実は8月1日の正式オープン目指して現在はプレ営業中。
7月中はランチのみの完全予約制ですが、行ってみる価値アリ!です。
いただき繕東京
東京都練馬区南大泉5−37−7
(西武池袋線保谷駅北口徒歩3分)
電話 03-3925-5692
日替わりランチセット 1,000円(要予約)
「いただき繕」は2009年にロンドン店がまずオープン、
その後にスコットランド・オーバン店、
そして昨年12月には札幌店がオープンし
満を持して東京店がいよいよオープンだそうです。
保谷駅の北口階段を降りたらそのまま大泉学園駅方面に向かって線路沿いに歩き、
GEOの角を左折、右手にセブンイレブンが見えたらちょこっと左折。
普通の住宅地なので入口で少し迷うかもしれません。
目印などは今後改善していきたいとのことでした。
先日いただいたメニューはこんな感じでした。
☆ハブ茶(決明子=ケツメイシ)
オリエンタルコーヒーと呼ばれているそうです。
☆黒ごまのおかゆ

☆元精飯(かんせいはん)
無農薬のヨーロッパ産の穀物と豆、
天然のスコットランド産の海藻入りご飯

ピーナッツの佃煮
海藻の醤油煮
ワイルドガーリックの醤油漬け
おから
蒸し野菜(ジャガイモ、モロッコいんげん、ニンジン)

野菜と海藻のてんぷら

寒天デザート

お店はオーナーさんのご自宅を改装して活用されているので
お友達のおうちに招かれたようなアットホームな雰囲気でした。
フロアには、フツーに靴を脱いで上がります。
“心と身体を繕う”というコンセプトから
ヨガやヒーリングのセミナーなどの企画も実施していきたいそうで
様々な発信の場に育っていくかもしれない雰囲気です。
レストラン営業と並行してお弁当の宅配計画も進めているとのこと。
プレオープン中はランチのみの予約営業ではありますが、
興味のある方、ゼヒ問い合わせしてみては。
もちろん正式オープン後も楽しみです!
2013年07月16日
NYLON100℃「わが闇」
先日、ナイロン100℃の「わが闇」を観てきました。
結成20周年記念公演企画の第三弾だそうです。
ちなみに2007年の初演版は未見。
オリジナルキャストはそのままでの再演だそうです。
休憩を含めて3時間半の長丁場でしたが、飽きずに集中できました。
上田大樹さんの映像とのコラボも相変わらずスバラシイ。
そして三姉妹役の犬山さん、峯村さん、坂井さんを始め
キャスティングが嵌りまくりでとても良かった。
シリアスなお話なのに客席は何度も爆笑の渦に巻き込まれ…
特に大倉孝二さん演じる「大鍋あたる」が存在感すごすぎ。
携帯電話をめぐるやり取りなんて笑いが止まりませんでした。
物語は三姉妹の幼い頃から始まり、ラストは長女の柏木立子(たつこ)が
39歳ぐらいの時点までを描き、その後を暗示して幕となります。
なんとなく昨年観た「百年の秘密」とも通じる展開もあり、
峯村リエさんとみのすけさんの夫婦役は「黒い十人の女」での配役を思い出し
(しかも設定は全然違うのに、やはりみのすけさんが平手打ちされてたような気が…)
嵐の夜に居間で皆で踊りながら大はしゃぎするシーンは
昨年末の「祈りと怪物」で三姉妹が
居間で拳銃を撃ちまくりながらハイになるシーンと被りつつも
ちょっぴり昭和の残り香のある居間の風景
(洋間と和室が続いていて障子の引き戸がある/部屋の中心に電話が置いてある/
階段脇の柱の間隔が広くてバイパスして?降りられる/縁側から出入りできる等々)に
なんとなく居心地の良さを感じたりもしていました。
タイトルの「わが闇」は作家である立子が19歳の頃に書いた小説のタイトルで
彼女の作家としての名声を決定的なものにします。
内容は、精神に病を持ち自ら命を絶ってしまった実母と
家族との関係を書いた私小説(らしい)のですが
ほんとうの彼女の「闇」は父に素直に甘えられなかった自分自身への悔いなのかも。
劇中、父の幻影を見た立子は「お父さん!」と子供のように泣き叫びます。
そしてラスト近くに明かされる立子の近未来は、つらいどんでん返し。
子供の頃の思い出のアルバムに遺された父の言葉の数々が救いとはなるのですが、
その後の展開には触れずに物語は幕を閉じます。
東京公演はすでに千秋楽を迎えてしまいましたが、
この後は大阪、横浜、北九州、名古屋と巡回するようです。
東京を見逃してしまった方もまだ来週の横浜のチャンスがありそうですよ!
http://www.sillywalk.com/nylon/index.html
結成20周年記念公演企画の第三弾だそうです。
ちなみに2007年の初演版は未見。
オリジナルキャストはそのままでの再演だそうです。
休憩を含めて3時間半の長丁場でしたが、飽きずに集中できました。
上田大樹さんの映像とのコラボも相変わらずスバラシイ。
そして三姉妹役の犬山さん、峯村さん、坂井さんを始め
キャスティングが嵌りまくりでとても良かった。
シリアスなお話なのに客席は何度も爆笑の渦に巻き込まれ…
特に大倉孝二さん演じる「大鍋あたる」が存在感すごすぎ。
携帯電話をめぐるやり取りなんて笑いが止まりませんでした。
物語は三姉妹の幼い頃から始まり、ラストは長女の柏木立子(たつこ)が
39歳ぐらいの時点までを描き、その後を暗示して幕となります。
なんとなく昨年観た「百年の秘密」とも通じる展開もあり、
峯村リエさんとみのすけさんの夫婦役は「黒い十人の女」での配役を思い出し
(しかも設定は全然違うのに、やはりみのすけさんが平手打ちされてたような気が…)
嵐の夜に居間で皆で踊りながら大はしゃぎするシーンは
昨年末の「祈りと怪物」で三姉妹が
居間で拳銃を撃ちまくりながらハイになるシーンと被りつつも
ちょっぴり昭和の残り香のある居間の風景
(洋間と和室が続いていて障子の引き戸がある/部屋の中心に電話が置いてある/
階段脇の柱の間隔が広くてバイパスして?降りられる/縁側から出入りできる等々)に
なんとなく居心地の良さを感じたりもしていました。
タイトルの「わが闇」は作家である立子が19歳の頃に書いた小説のタイトルで
彼女の作家としての名声を決定的なものにします。
内容は、精神に病を持ち自ら命を絶ってしまった実母と
家族との関係を書いた私小説(らしい)のですが
ほんとうの彼女の「闇」は父に素直に甘えられなかった自分自身への悔いなのかも。
劇中、父の幻影を見た立子は「お父さん!」と子供のように泣き叫びます。
そしてラスト近くに明かされる立子の近未来は、つらいどんでん返し。
子供の頃の思い出のアルバムに遺された父の言葉の数々が救いとはなるのですが、
その後の展開には触れずに物語は幕を閉じます。
東京公演はすでに千秋楽を迎えてしまいましたが、
この後は大阪、横浜、北九州、名古屋と巡回するようです。
東京を見逃してしまった方もまだ来週の横浜のチャンスがありそうですよ!
http://www.sillywalk.com/nylon/index.html
2013年07月14日
ブレヒト演劇の現在 −ブチ氏のアンコール−

ブレヒトの研究家として偉大な功績を遺された岩淵達治氏。
今年の2月に池袋駅西口の路上で倒れ、緊急搬送されましたが
搬送先の病院で帰らぬ人となりました。享年85歳。
死因は肺気腫(推定)だったそうです。
そして先日、有志の皆様主催による偲ぶ会
「ブレヒト演劇の現在 ‐ブチ氏のアンコール−」が
学習院大学百周年記念会館で営まれ、参加してまいりました。
http://homepage3.nifty.com/tak_net/iwabuchi.html
ブレヒト研究家、演出家、教育者等々さまざまな顔をお持ちだった岩淵氏、
実は私にとっては高校時代のドイツ語の先生でもありました。
学習院女子部時代、岩淵先生、そしてロベルト・シンチンガー先生の授業を
直接受けていたなんて、今から思うと贅沢すぎな学習環境です(滝汗)。
岩淵先生もシンチンガー先生もとても優しくて、私はドイツ語のクラスが大好きでした。
残念ながら現在、ドイツ語に接する機会は皆無でほとんど忘れてしまいましたが…
さて、偲ぶ会の内容です。
よくあるパターンの、正面に遺影を掲げて献花や弔辞というような会では全くなく、
まずは岩淵先生が温めていらしたテキストの舞台化
「ブチ氏の最後の8mm」が上演されました。
フィルムと演劇、そしてナレーションによる構成です。
そして第2部はブレヒト・ソングのライブ。
ピアノやホーンセクションの生音も入ってフィナーレはとても賑やかでした。
そして出演者全員揃ってのカーテンコール。
なんだか今にも上手(かみて)の袖から岩淵先生が飄々と出ていらして
観客席に向かってご挨拶されるのではないかと…
そんな錯覚に陥っていました。
最後にご子息の岩淵令治さんがご挨拶をされました。
大学教員としては授業がとても厳しく「鬼」と呼ばれることもあったとのこと(!)、
仕事熱心な性格はずっと変わらず、80歳を超えているのだから無理もないのに?
『なんだか最近原稿の依頼が減っちゃってさぁ〜』とボヤいたり
テレビでドラマを見るとずっとテレビに向かってダメ出しをしていた等々。
岩淵先生、今年の2月に倒れた時には
ちょうど文学座初のブレヒト演劇である
「ガリレイの生涯」の打ち合わせに入ったばかりの時期だったそうです。
「ガリレイの生涯」は6月に東池袋のあうるすぽっとで上演されました。
http://www.bungakuza.com/galilei/index.html
なんとブレヒトもまた、「ガリレイの生涯」の稽古中に亡くなったのだとか。
不思議な偶然。
私が先生に最後にお会いしたのは数年前、
シアターX(カイ)で先生が演出された
チェーホフの芝居を見に行った折でした。
お年を召されても、ずっとダンディだったいう印象があります。
先生のご冥福をお祈りいたします。
